季節の変わり目や急な気温差がある時期には、犬も人と同じように風邪のような症状を示すことがあります。咳や鼻水、くしゃみ、元気のなさ、食欲の低下などは注意が必要です。軽い症状であれば家庭でのケアで改善が期待できますが、元気がない、熱があるなど症状が重い場合は必ず動物病院で診てもらいましょう。
体を温かく保つ 室内を暖かくし、冷たい床に直接寝かせないように毛布やクッションを利用します。
水分補給 十分な水を与え、脱水を防ぎます。風邪で元気がない場合は水分補給の工夫が特に大切です。
栄養と消化の良い食事 消化に負担の少ない食事を与え、体力回復をサポートします。
休養の確保 静かで安心できる場所でゆっくり休ませることが、回復の基本です。
家庭でできる補助的ケアとして、印堂・山根・風池のツボ刺激があります。血流を促し、免疫力や回復力を高めるサポートになるといわれています。強く押さず、愛犬が気持ちよさそうに感じる程度で行いましょう。
ツボケアとあわせて、こまめに体調の変化を観察し、寒暖差やストレスの少ない環境を整えることが重要です。愛犬の健康管理は日々のケアの積み重ねが回復力や免疫力向上につながります。家庭でできるやさしいケアを習慣にして、風邪に負けない元気な体を守ってあげましょう。